ルッキズムを自分に向けない
昔の写真を見て、「うわ、すごいブスだな」って思うことってあるでしょ。
当時は最大級に盛れたと喜んでいたのに、最高に似合うファッションだと思っていたのに、数年後「きも」って思うことあるでしょ。私はある。
毎日がその繰り返し。引いてしまう、自分に。
鳥肌が立って、「よくこれで生きていたな」とゾッとする。
でも、私はもうそれを止めようと思う。
昔の自分を気持ち悪いって思うこと。
ここ数年、醜形恐怖だった自分を俯瞰的に見られるようになった。
確かに、認知の歪みが、私のあの嫌悪感を引き出していたことを理解した。
それと同時に、病院にかかるほど私を追い詰めた環境のおかしさを知った。
今はもう、私はうんざりしている。
外見の差別がこの社会にはしっかりあって、自分含め多様な人に深く根付いているものだってことに辟易している。
容姿が醜い私が悪いのだなんて思わない。
断固として、見た目で人を攻撃したり同一の美をはかったりするような、ルッキズムに反対する。
そしてこう言うからには、自分への差別もやめなければいけないなと思う。
だって私もこの社会の人間であるし、自分を卑下する人の意見なんて説得力もないでしょ。
自分が1人の人間であると認めること、私みたいな人はとても苦手だと思うけど。